← All termsGLOSSARY / Architecture
借景.
借景(しゃっけい)
敷地の外にある山・樹木・建物などの景観を、空間の構成要素として取り込む手法。
日本庭園などで用いられてきた考え方で、遠くの山並みや敷地外の緑を、庭や建物の内部から見える景色として生かす。景色を単に「眺める」のではなく、窓枠、植栽、壁、建物の向きなどを通じて構図に組み込む点が重要だ。
現代の店舗や住宅でも、隣地の樹木や街並みを借景として扱うことができる。ただし外部の景色は所有していないため、将来の建築や季節変化によって失われる可能性がある。魅力的な眺望に設計を依存しすぎないことも必要だ。建物の外にある価値に目を向ける設計態度として考えたい。